ほぼリアルタイムな血糖測定バイオセンサー開発


Arkansas大学(AU)エンジニアリング研究者がほぼリアルタイムな血糖測定バイオセンサー開発


Xieらは"multi-walled carbon nanotube”からなるプラチナでコートされた、いわゆるナノ粒子(直径1-5nm)で、プラチナの有無によりセンサーをテストしたところ、プラチナのcarbonナノチューブはプラチナ無しのナノチューブに比べ感度が高いことが判明

ソース:AU Daily Headlines

論文:Jining Xie et al 2007 Nanotechnology 18 065503 (9pp)

私には、“ナノテクノロジーを利用した白金電極の使用”とすでに書かれているので、どこが技術上のブレイクスルーなのか分からないのだが・・・

ナノ・テクノロジーを用いたバイオセンサー
電学誌 125巻7号 2005 p401 pdf


無侵襲型の血糖測定は待ち望まれている技術なため、定期的に報道されるようだ。
採血なしで血糖値を測定――電通大など開発
 電気通信大学、松下電工などの共同研究チームは、針を刺して採血する負担なしに、血糖値を測定できる新技術を開発した。近赤外光を腕に当てる手法なので、1日に何度でも簡単にチェックできる。課題だった誤差を抑える手法を考案してメドをつけた。糖尿病や救急の患者の血糖値管理に便利とみており、今後改良を進めて実用化を検討する。

 研究チームは電通大の山田幸生教授、北海道大学、関西学院大学など。近赤外光は波長1300ナノ(ナノは10億分の1)―1700ナノメートルの光。糖分のグルコースはこの波長の光を吸収する性質があるため、前腕部に光を当て、体内から戻ってくる反射を検出し吸収度合いを調べることでグルコース量を割り出す。計測時間は約10秒。


[2006年11月24日/日本経済新聞 朝刊]






世界に先駆けて無侵襲血糖測定装置を開発
-独自技術による採血の手間や痛みを伴わない血糖測定装置-
2004年2月23日

日立パーソナル・ヘルスケアベンチャーカンパニー ...ってのはどこに消えたんだろう?

by internalmedicine | 2007-03-20 09:16 | 医療一般  

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