COPDへの高用量吸入ステロイドは肺ガンリスクを減らす?


COPD患者に対する高用量吸入ステロイドは肺ガンリスクを減少させる?

Inhaled Corticosteroids and Risk of Lung Cancer among Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Diseas
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 175. pp. 712-719, (2007)

シアトルのVA's Puget Sound Health Care Systemで、COPD10474名を対象に調査
517名が高用量ステロイド(ICS)を使用

517名フォロー
1200mcg/日以上使用した219名中5名の肺ガンで、相対リスク 0.39
1200mcg/日未満使用者では298名中16名の肺ガンで、相対リスク 1.13

ICS投与なしの患者では9957名のうち、402名の肺ガン


この研究では、原因と効果に関して何も述べられておらず、相対的にその影響も小さい。しかし、この効果は確かにありそうで、潜在的な肺ガンの発生機序や化学的予防への足がかりとなる可能性を示唆すると述べている。

本格的な前向き研究にすすむかどうか?

by internalmedicine | 2007-04-05 16:39 | 呼吸器系  

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