ゼチア
2007年 06月 13日
副作用が少ないだろうと想定される薬剤なのに、ピカ新の派手な宣伝は自重するのがトレンドのようだ。確かに、グルコバイの肝障害という報告もあり吸収抑制系の薬剤でも油断できない可能性もあるわけでまぁ賢明だろう。
それと、昨日、商品説明を受けたのだが・・・臨床的CVリスクなどをターゲットとしたアウトカムを設定した大規模クリニカル・トライアルはまだのようだ・・・
ゲーコクでは、“2つのコレステロールの供給源を閉て!”・・・というのがスローガンのひとつのようで、複数のサイトで同様の宣伝がなされている。
昨年、当ブログでもふれている・・・・Ezetimibe
シェリング・プラウ社(本社:米国ニュージャージー州・ケニルワース)とバイエル社(本社:ドイツ・レバクーゼン)で共同販売とのこと
Schering-PloughのEzetrol説明サイトから・・・
ABCA1=adenosine triphosphate–binding cassette protein; ACAT=acyl-coenzyme A:cholesterol acyltransferase; CM=chylomicron
Adapted from Champe PC, Harvey RA. Lippincott’s Illustrated Reviews: Biochemistry. 2nd ed. Philadelphia: Lippincott-Raven, 1994.
【特徴】
薬剤吸収
・経口投与後迅速に吸収
・活性代謝体ピーク血中濃度1-2時間後
排泄
・腸管再循環後糞便排泄主
・1日1回投与後22時間未満の半減期
相互作用
・CYP-450系酵素誘導無し
・通常の薬剤と有意な薬剤相互作用無し
・食物によりBioavailability影響なし
・年齢・性別によりPharmacokinetics影響なし
by internalmedicine | 2007-06-13 09:07 | 動脈硬化/循環器