喫煙人口減少により、肥満住民比率への影響がでてるか?

長期的には問題なくなるにしても、禁煙の最大の副作用は体重増加である。

タバコを吸わない人たちが増えている住民レベルではどの程度影響が出るのだろうか?
その答えの一つが出たようである。

The Effects of Changes in Smoking Prevalence on Obesity Prevalence in the United States
American Journal of Public Health 1510-1514 August 2007, Vol 97, No. 8

喫煙減少は重大な健康施策の目標である。しかし、喫煙率の減少が体重増加と関連している可能性がある。そこで、US住民での喫煙率減少による、肥満への影響をすいていしたもの

1999-2002のNHANES調査に基づく検討

喫煙頻度の大きな変化があったが、肥満頻度への影響は少ない。
たとえば、1999-2002の喫煙頻度は1971-1975年の喫煙レベルより高いと仮定したら、1999-2002年肥満頻度は22.5%で、実際の肥満頻度23.9%である。その違いは僅か1.4%であり、他の体重カテゴリー推定でも同様に影響は少ない


USでも健康志向であるはずなのに肥満が増える原因というのは何なんだろう?

アメリカ肥満学会( AOA )でのBMI≧30頻度は各世代で増加、女性での頻度増加がめだち、教育レベルにて差があり、地域差が有るようだ。

by internalmedicine | 2007-07-25 08:27 | 医療一般  

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