終末期医療:しつこい咳にリドカイン吸入

確立した治療法でないので・・・ご注意を

ただ、一つの治療方法としては有効かもしれない。

終末期医療:しつこい咳に対するリドカイン吸入
Letter to the Editor
www.SupportiveOncology.net VOLUME 5, NUMBER 7 ■ JULY/AUGUST 2007
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癌患者での咳で悩まされている比率は33%~18%で、肺癌が最も多い疾患の一つ。睡眠障害やコミュニケーションに障害を来す。
気管支鏡前にリドカインをスプレーしたり、ネブライザー投与することはよくやられるが、喘息においても安全性や有効性は示されている。 EOLマニュアル(Chang VT, Hwang SS, Feuerman M, Kasimis BS. Symptom and quality of life survey of medical oncology patients at a Veterans Affairs Medical Center. Cancer 2000;88:1175–1183.) などでは吸入リドカインは紹介されているが、臨床的データは未だ少ない。

2%リドカイン5mlを4-6L/分、3-5分間ネブライザー投与行う
すくなくとも30分頭部挙上が必要で、治療後40分は飲食を控える

Edmonton Symptom Assessment System index (none, mild, moderate, severe)で評価

βアゴニストはリドカイン低用量でその効果を減ずるという報告があり、同時使用はしない。

この報告では4名中2名がで咳嗽改善、口腔咽頭のしびれ、味覚異常を含む局所的な副作用のみで耐用性十分であった。

そもそも咳嗽治療は基礎疾患に従い行うべきで、悪化要因を見極めるべきである。たとえば、胸水に対する排液、誤嚥予防のための食道拡張、気管支拡張剤・ステロイド、心不全うっ血に対する利尿剤、後鼻漏にたいするうっ血改善薬、、GERDに対するH2遮断、PPI・・・
こういった特異的治療が困難あるいは特定が難しいとき、適応となるのかもしれない。

by internalmedicine | 2007-07-26 14:49 | 呼吸器系  

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