新しく健保適用拒否となった脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群を含む)

第108回中央社会保険医療協議会総会資料(平成19年7月18日開催)
抗GM1IgG抗体(ELISA法):ギランバレー症候群の診断補助
抗GQ1bIgG抗体(ELISA法):フィッシャー症候群の診断補助
低カルボキシル化オステオカルシン精密測定(ECLIA法):骨粗鬆症におけるビタミンK2選択時およびビタミンK2剤の効果判定の補助的指標
とのことらしいが・・・


脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群を含む)は診断法が確立していない、治療法についての意見が分かれている。故に時期尚早ということで、拒否されている。

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診断基準や診断方法、治療法が確立していないのに毎日新聞は
激しい頭痛などを伴う「脳脊髄(せきずい)液減少症」のため、勉強やスポーツができない小中高校生の存在が次々と明らかになっている。症状のひどさや将来への不安、教師らに理解されない絶望感……。「自殺を考えた」と話す子どももおり、事態は深刻だ。ある母親は先月、厚生労働省と文部科学省の担当者に面談し、髄液漏れの子どもたちへの支援を訴えたが、国の対策はまだ本格化していない。(毎日新聞 H18.8.8)


・・・毎日新聞らしい、近視眼的とばし記事が医療の現場と患者さんおよび家族関係者に多大なる影響と迷惑をかけていると今更ながらに思う。

新聞社というのは何でも書いてよいものなのだろうか?倫理性というのは問われないものなのだろうか?

むちうち≠ 低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)と思うのだが・
脳脊髄(せきずい)液減少症

by internalmedicine | 2007-07-27 15:57 | 医療一般  

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