NAEPP:米国のぜんそくガイドライン :代替とアジュバントの明確化 鍼治療はすべきでない・・・など

NIHニュースから・・・NAEPP10年ぶりに改訂

薬物治療のアジュバントと代替という明確な区分けがさらにはっきりしている。たとえば、キサンチン製剤は代替なのでありICS併用は原則行わないこととなる。LABAをアジュバントとして推奨しており、LT関係薬剤はさらに出番が少なくなった。代替治療としてのハリ治療は行うべきでないとして一足踏み出した・・・


Guidelines for the Diagnosis and Management of Asthma (EPR-3)


喘息コントロールの重要性と、喘息の新しいモニタリング方法を重視したもので、この考えを適用する年齢の広がりを示し、薬物の新しいガイダンス、診療所を超えた新しい患者教育の推奨、環境要因への新しいアドバイスなどを含むとのこと
・ 多種類の測定法を用いて評価・モニターをする:自覚症状の頻度・程度、日常生活制限、将来のリスク(急性増悪リスク、肺機能低下シンク、薬剤副作用)。このガイドラインはにごとのへ変化が少ない場合でさえリスク状態のある患者がいるということを強調している。
・ 患者教育:自己モニターの能力、アクションプランの使用法などの重要性。薬局、学校、地域センター、患者自宅など様々な状況で教育の機会を広げるということを積極的に行う。医師教育プログラムが医療のガイドラインを浸透させるに重要
・ 環境などかかわる要因:鼻炎、副鼻腔炎、GERD、過体重・肥満、閉塞型無呼吸、ストレス、うつといった要因への関与を強調
・ ステップ治療、ステップアップ・ステップダウンを可能な限り行い、adjustするということ

National Asthma Education and Prevention Program (NAEPP)
http://www.nhlbi.nih.gov/guidelines/asthma/index.htm


どのぜんそくガイドラインでもおなじみに重症度
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代替的なのか? アジュバントとしてみとめられているのか?・・・ポイントのようである。

コルチコステロイド:現在のところ最も有効で意味ある抗炎症薬剤(Evidence A)、短期的全身投与を長期治療開始時に行うことがある。長期投与が重症持続型の場合用いられる。

cromolyn sodium/nedocromil:軽症持続型では推奨されない(Evidence A)、運動先行やアレルゲン曝露前に予防的に使用のみ

Immunomodulators:Omalizumab(抗IgE)は12歳以上のアジュバント治療。アナフィラキシー注意。

LTmodifiers:肝機能チェック必須。LTRAsは軽症持続型治療としては代替的であり、好ましくない(Evidence A)。ICSとのアジュバントとして用いられるが、LABAsとの比較においてはLABAの方が望ましい(Evidence A)。Zileutonはアジュバントとして用いるべきでなく、代替的に用いるべきである。

“LABAは単剤投与するな!補助療法として12歳以上で行うべき!急性悪化治療としての治療は推奨されない。運動誘発性ぜんそく(EIB)では運動前に使われると良い可能性はあるが、必ず抗炎症治療で治療すべき”

メチルキサンチン:徐放剤は代替的に用いられるが、ICSのアジュバントとしては好ましくない。



レリーバーとしてのステロイド全身投与は、中等度・重症の急性悪化時に推奨(Evidence A)。1年に3コースを超える場合は喘息マネージメントプランを適正化しなければならない。



補完・代替治療について・・
代替的治療に関して、患者が用いているやりかたについてすべて聞くこと、代替、補完治療がぜんそく治療水症に適してないということを助言すべきと推奨(Evidence D)
いづれも代替治療・薬品も、推奨することも推奨しないとするにしてもエビデンスが十分でない
ただ、鍼治療はぜんそく治療に推奨されない(Evidence B)
ハーブ治療は有害性の可能性があり、ぜんそく治療の推奨されている治療法との相互作用もあり注意されるべきである。


negative ionizerの記載はこのガイドラインではなかった。

by internalmedicine | 2007-09-01 10:12 | 呼吸器系  

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