糖尿病目標糖化ヘモグロビンA1c : ACPステートメント

いろんなところからガイドラインが出されており、ガイドラインそのものをレビューしたもので、そのガイドラインの長所・欠点を検討した結果のステートメントとのこと

Glycemic Control and Type 2 Diabetes Mellitus: The Optimal Hemoglobin A1c Targets. A Guidance Statement from the American College of Physicians
Ann Int Med. 18 Sep 2007 147 (6) 417-422


Statement 1:糖尿病 微小血管合併症を予防するため、有害事象の不適切なリスクがない場合や患者の受容性がない場合をのぞいて血糖コントロールの目標は可能な限り低くすべきである。治療ゴールは患者の血糖コントロールの特異的レベルのbenefitや有害性の議論に基づくべきである。個別化されたアセスメントに基づいてヘモグロビンA1c値は7%未満というのは大多数だが、すべての患者において合理的目標という訳ではない。


Statement 2: ヘモグロビンA1c値は糖尿病からの合併症リスク、併発症、生存期待性、患者の好みにより評価の個別化に基づきなされるべきである。


Statement 3: 適切な血糖コントロールの評価、特に併発症のある場合のさらなる研究を推奨した。




日本では”HbA1cの値<6.5%”なのだろうg、それが一人歩きすると危険!
著しく、QOLを低下させている場合もあり、老人などはそれなりのコントロールで許容することも大事だろうと思う。
低血糖による不具合など、たとえば、糖尿病と運転の問題(Diabetes Care 29:1942-1949, 2006)など注目しているのだが・・・

by internalmedicine | 2007-09-21 10:02 | 内科全般  

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