ワクチン接種や薬より「うがい」「手洗い」が効果的と発表する日本のマスコミ


この論文で抗ウィルス薬やワクチンが意味がないごとき報道をしている馬鹿メディアがあるようだ。論文には、"We did not include vaccines and antivirals because these have been reviewed."と書かれており、ワクチンや抗ウィル薬を比較した論文でも何でもない。日本のマスコミはほんとに”増すゴミ”である。

インフルエンザ予防には、ワクチン接種や薬より「うがい」「手洗い」が効果的と発表
2007年11月29日 01:46
インフルエンザや新型肺炎(SARS)などの呼吸器系ウイルス感染の予防には、薬などの医学的手段より、うがいやマスクの着用、手洗いなど、物理的な方法の方が予防効果が高いとの研究結果が発表された
http://japan.techinsight.jp/2007/11/200711290156.html

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こういう世間に嘘をばらまくメディアを取り締まれないものだろうか?


このでたらめ記事の元となった論文は もちろん まともで教訓的ですらある。
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Physical interventions to interrupt or reduce the spread of respiratory viruses: systematic review
BMJ, doi:10.1136/bmj.39393.510347.BE (published 27 November 2007)

2300タイトルをスキャンし138のフルペーパーを取り扱い、51研究の49ペーパーを含むレビュー。研究の質は3つのRCTでは低く、クラスター化RCTがほとんど。
6つの症例対照治験を除外し、メタ解析のheterogeneity検討施行


高質のクラスター化ランダム化トライアルは呼吸器系ウィルスのコミュニティーへの広がりが若年児を対象とした衛生状態測定を介入することで予防できることを示唆するものであった。

6つの症例対照研究のメタ解析は身体測定はSARSの広がりを御某するのに有効であったことを示唆する;
1日10回以上の手洗い (オッズ比 0.45, 95% 信頼区間 0.36 ~ 0.57; number needed to treat=4, 95% 信頼区間 3.65 ~5.52)
マスク着用 (0.32, 0.25 to 0.40; NNT=6, 4.54 ~8.03)
N95マスク着用 (0.09, 0.03 to 0.30; NNT=3, 2.37 ~4.06)
手袋着用 (0.43, 0.29 to 0.65; NNT=5, 4.15 ~15.41)
ガウン着用 (0.23, 0.14 to 0.37; NNT=5, 3.37 ~ 7.12)
手洗い、マスク、手袋、ガウンの組み合わせ(0.09, 0.02 ~ 0.35; NNT=3, 2.66 ~4.97)




手洗いにウィルス殺性、抗菌性などの消毒を加えることで呼吸器系疾患の広がりを減少させるかは示せなかった。


インフルエンザなんかのマスコミ情報が一番顕著だと思うのだが・・・・日本のマスコミってのは公衆衛生を阻害しつづけるのだろう。

by internalmedicine | 2007-11-30 08:37 | 呼吸器系  

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