メタボリック症候群:診断基準再検討の動き 内科学会など・・・について



わたしゃ・・・メタボリックシンドロームの基準じゃなくて、存在価値そのものに疑問を持ってるひとりである。肥満以上に、血糖異常以上に、prehypertensionを含めた血圧異常以上に、その寄与因子を補正したときにその後の心血管疾患合併症・死亡率に関連があるのか?・・・だれもその答えを出していないのに暴走する疾患概念:メタボリックシンドローム
( 定義をごちゃごちゃといじるだけの・・・メタボリックシンドローム )


基準見直しだそうだが、その前に、この症候群とやらの存在意義を提示してくれ!


具体的には・・・
・メタボ特有の合併症(高血圧・耐糖能異常・肥満に見られない合併症)の存在
・メタボ対策の治療や対策特異性があるなら示してくれ!そしてそれが、肥満対策やSedentary(運動不足)対策以上に意味があるのか?



ようするに、この症候群の疾患特異性があればその存在意義を認めてあげよう・・・松澤氏が偉そうな回答をしているのでそのトーンに合わせて偉そうに書いてみた(笑)

メタボリック症候群:診断基準再検討の動き 内科学会など
 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準を決めた日本内科学会など8学会が、基準再検討へ動き出したことが分かった。来年度から、この基準をベースに40~74歳の全員を対象にした特定健診・保健指導制度が始まるが、基準や制度の妥当性が問われそうだ。

 日本内科学会(永井良三理事長)は10月、「メタボリックシンドロームの診断基準について」と題する文書を各学会に送付。男性85センチ以上、女性90センチ以上とした腹囲の基準などについて「問題点をご指摘いただき、再検討する機会を持ちたい」と訴えた。

 世界の人種別基準を作っている国際糖尿病連合は今年6月、日本人の基準を他のアジア人と同様に男性90センチ、女性80センチとすることを発表した。内科学会はこれを受け、「早急に関係学会の意見を取りまとめて見解を出す必要がある」と再検討を呼びかけたという

http://mainichi.jp/select/science/news/20071202k0000m040094000c.html


相変わらず偉そうな・・・コメントするおっさん
                    ↓
  日本肥満学会の松澤佑次・理事長らは10月の記者会見で「当面はウエスト値を変える予定はない」と表明。ただ、信頼性の高いデータが明らかになれば、見直しは否定しないと述べている
メタボ基準検証へ 厚労省研究班、2万4千人の腹囲分析
2007年11月08日23時01分 http://www.asahi.com/life/update/1108/TKY200711080242.html


このおっさん、その辺の人のCTをとった分で腹囲と腹部脂肪の相関を出しただけ・・・

by internalmedicine | 2007-12-06 10:06 | 動脈硬化/循環器  

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