新しい衛生仮説支持論文 1歳児の湿疹は2-3ヶ月時のリビングルームのエンドトキシンと相関

衛生仮説:進歩版 “古い友人たちとの絶交がアレルギーを引き起こす”というのを紹介しましたが

衛生仮説には、1)脱感作のメカニズムと2)エンドトキシンなどの細菌などの物質由来のものが混在が、多くの文献で認められるようです。


で、今回のは後者、すなわち、エンドトキシンの典型的文献

Endotoxin Exposure and Eczema in the First Year of Life
PEDIATRICS Vol. 114 No. 1 July 2004, pp. 13-18
出生後直ぐの期間、エンドトキシンに暴露されることはその後の湿疹のようなアレルギー性疾患の進展になりにくくなるとされる仮説がある。生まれてから直ぐの期間のエンドトキシン暴露と1歳児の湿疹について両親の喘息・アレルギー歴との関連を検討。
【方法】この研究は498名のアレルギー・喘息の病歴をもつ両親のどちらか一方、大都市に住む対象者を前向きに生誕コホート研究。401名のリビングルームはハウスダスト試料をエンドトキシンの分析として適切化したもの
【結論】性、収入、誕生季節補正で多変量解析して誕生2-3ヶ月居住したリビングルームのエンドトキシン濃度は1歳時の医師や看護師診断による湿疹と逆相関。(odds ratio [OR] for each quartile increment: 0.76; 95% confidence interval [CI]: 0.61-0.96).
生下後2-3ヶ月での自宅でのイヌ暴露はまた1歳児の湿疹と逆相関するが、多変量解析CIが広すぎる(OR: 0.54; 95% CI: 0.27-1.09)。

他の変数は、両親の湿疹OR: 1.91; 95% CI: 1.03-3.55) 、母親の1つのアレルゲンへの特異的IgE陽性(OR: 1.61; 95% CI: 1.01-2.56)


新しい衛生仮説支持論文
Bacterial Toxin May Protect Infants From Asthma; New Findings Support The Controversial 'Hygiene Hypothesis'
と、マスコミでは紹介されているようです。

by internalmedicine | 2004-07-14 15:37 | 呼吸器系  

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