若者の鎮咳剤乱用に関する危惧(SAMHSA発表) vs 日本の厚労省はOTC推奨!

薬業団体はOTC対象を広げようと画策しているが、そのリスクに言及することは少ない

Consumer Healthcare Products Association (CHPA)は日本と違い、OTC薬によるdrug abuse予防に協力的なようである。


連邦Substance Abuse and Mental Health Services Administrationによれば、12-25歳の約310万人が鎮咳剤や感冒薬の乱用者となっている。OTC感冒薬乱用は、LSDより多く、メタンフェタミンより遙かに多い数である。それは、2006年、OTC鎮咳薬乱用の頻度が12-25倍と増えていることを公表した。



アメリカではティーンエージャーの5%が薬物乱用が見られるとのこと



OTCの無制限な拡大は、国民の健康に重大な悪影響を与える可能性を、国民も知る必要がある。あらたな健康被害は膨大なる税金投入につながることを薬害肝炎で今回学んだはずだ・・・


だが、亡国厚労省は、この薬物乱用を危惧するどころか、スイッチOTCを推奨する方向性のようである。薬種業団体からの圧力・要望たれながしなのだろうか・・・国民の健康は二の次?
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/11/dl/s1108-4i.pdf



小児へのかぜ薬、鎮咳薬中止すべき?( 2007-03-04 18:21

by internalmedicine | 2008-01-10 12:19 | 医療一般  

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