喘息への硫酸マグネシウム投与

また硫酸マグネシウム・・・(重症心房細動治療の新しいプロトコール提案(硫酸マグネシウムーアミオダロン)

それにしても、マグネゾール(1管中に硫酸マグネシウム2g)が子癇しか保険適用がないのはどうにかならないものか?

The role of magnesium sulfate in the acute and chronic management of asthma.
Current Opinion in Pulmonary Medicine. 14(1):70-76, January 2008.
最近の知見:
吸入・静注硫酸マグネシウム剤は急性喘息治療に用いられるが、静脈投与方法のみ有効である。
重症喘息急性悪化時に、硫酸マグネシウムIVボーラス単回で入院率を改善し、肺機能を改善する。
吸入硫酸マグネシウムはプラセボより気管支拡張剤として使用したときは有効だが、サルブタモールより有効でなく、同時併用でsynergy効果が認められない。
一方硫酸マグネシウムはより有効なようだが、マグネシウムの長期補充治療は慢性喘息では影響を与えないようだ。

エビデンスとしては、静注硫酸マグネシウムは急性喘息に利点があるが、吸入に関するエビデンスは少ない。さらに経口マグネシウムの補充療法の役割は明らかになりつつある。静注硫酸マグネシウムの使用がかぎら得ているのは救急医が重症喘息にその使用を限定しているからであろう。



GINAで補完
5歳以下ではマグネシウム静注は研究されてない
酸素投与を考慮する場合はマグネシウム静注
通常、20分以上掛けて2gを静注するが、急性悪化時のルーチンの使用は推奨されていない。
しかし、FEV1を25-30%の患者を含む特定の患者の入院率を減少させ、初期治療の奏功しない成人・小児の治療に、FEV1の1時間のケアで予測率60%を上回らない子供で使用される(Evidence A)
等張性硫酸マグネシウム+salbutamolのネブライザー投与は生理食塩のネブライザーよりbenefitがある(Evidence A)

by internalmedicine | 2008-02-01 12:01 | 呼吸器系  

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