“親としての本能”:脳活性部位画像化 :虐待しそうな親を鑑別?

解説記事(Science Daily)には書かれていないが、虐待しそうな親をこれだと鑑別できないかなぁ・・・・と私は思った。解説では産後うつに対して重要な臨床applicationと主張している。産後から6週間以内に13%生じ、リスク状態を早期発見できる可能性があるらしい・・・
それもあるが、子供を虐待する親も早期発見して、親権停止判断の補助手段にできたり・・・


子供を守り、生き残りを可能とするため、赤ちゃんを特別に扱うことがなぜできるか?ダーウィンは乳児について、自分たちの種を残すため子供に対して大人が反応する何者かがあると指摘していた。

“親としての本能”の脳の局在部位を視覚化

ノーベル賞学者 Konrad Lorenzは乳児の顔の特異的な構造に何かがあるのではないかと、すなわち、比較的大きな額、大きく、低い位置にある眼、ほおのふくらみそういったものが親心を反応させると述べている。

magnetoencephalography (MEG) というneuroimaging methodで、短時間性(in milliseconds) と空間認識性 (in millimetres) 分解能をもちえた方法を用いた方法

研究者らは高度顔面自動処理に興味を持ち、小さい赤のクロスを色をモニターして、色が変わるとボタンを押す。これは成人や子供の顔にさしかえて、300msほど見せる。成人の顔では反応しないが、乳児に対しては、内側眼窩前頭皮質(medial orbitofrontal cortex (mOFC))領域の早期活動性増加が見られた。


原著:A Specific and Rapid Neural Signature for Parental Instinct
PLos-one

by internalmedicine | 2008-02-27 17:06 | 内科全般  

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