非ポリープ型直腸結腸癌

今頃かよ・・・研究にみえるのだが、私の無知のせいか?


加筆(H20.3.7)
・・・と思っていたら・・・abc newsで触れられていた。
平坦病変に関しては1980年でから90年代に日本の研究者が発表を行っている。しかし今まで、アメリカの医師たちは、平坦、非ポリープ病変が結腸癌の一つの種類のシグナルである考えており、実際アメリカでは顧問ではなかった。しかし今回の発見でこの型の結腸癌はアメリカでも多いということのエビデンスが見いだされた


日本の消化器の先生たち、威張っても良いのでは?


「20世紀の消化管診断学を振り返って」(pdf)によると・・・
「消化管病変の診断学や治療学は,日本が最も進んでいると思います。」
「日本がアピールしていることがあまり記載されていないですね」
2001年当時も今も、日本の医者たちが自分たちの医療技術・知識が世界を一歩先んじていると言っても、マスコミの日本の医療界の評判をさげることに懸命だったせいか、世間は信用してくれない?

ポリープ性の結腸腫瘍をみつけ切除することが直腸結腸癌発症予防に必須である。
いくつかの研究で、非ポリープ性(平坦、陥凹型)の直腸結腸新生物(NP-CRNs)から直腸結腸癌が発生するという報告があるが、アメリカ内ではそのデータが限られていたということ
Soetiknoらは、待機的colonoscopy施行、NP-CRNsの頻度を決定し、このNP-CRNsと直腸結腸癌の関係を特徴付けた。
NP-CRNsの包括頻度は9.35%で、NP-CRNsはポリープ様病変より癌を多く含むことが判明、しかも病変のサイズに相関しないということ


Prevalence of Nonpolypoid Colorectal Neoplasms
JAMA. 2008;299(9):1027-1035.
NP-CRNs包括頻度は9.35%(95%信頼区間 [95% CI], 8.05%-10.78%; n = 170)。
検診、サーベイランス、症状のsubpopulationでのNP-CRNs頻度は5.84% (95% CI, 4.13%-8.00%; n = 36)、15.44% (95% CI, 12.76%-18.44%; n = 101)、6.01% (95% CI, 4.17%-8.34%; n = 33)

in situ or submucosal invasive carcinomaを有するNP-CRNs包括頻度は、0.82% (95% CI, 0.46%-1.36%; n = 15)で、検診群で、0.32 (95% CI, 0.04%-1.17%; n = 2)

包括的には、NP-CRNs頻度は、ポリープ様病変より癌を有し(odds ratio, 9.78; 95% CI, 3.93-24.4) 、それはサイズと相関しない。
NP-CRNsとin situ or submucosal invasive carcinomaのサイズ補正・正相関が検診群 (odds ratio, 2.01; 95% CI, 0.27-15.3)、サーベイランス群(odds ratio, 63.7; 95% CI, 9.41-431)で見られた。陥凹病変がよりリスクが高い (33%)。
癌を有する非ポリープ様直腸結腸新生物は直径が、ポリープ性新生物と比べ小さい(平均[SD] 直径, 15.9 [10.2] mm vs 19.2 [9.6] mm)
施行時間は病歴対照比較にて差異無し







"de novo cancer"という概念


”adenoma-carcinoma sequence”("The great majority of colorectal carcinomas arises from adenomas") をMorson ら(1972)が提案して次第に世界中に広まった。だが、一般的な発ガンという観点から考えて直腸結腸癌の発症と増殖プロセスにおいて多少、矛盾と”神秘現象”がみつかった。
直腸結腸癌の70-80%は結腸直腸粘膜(de novo carcinoma)であり、腺腫からの発生は20-30%という腺腫・腺癌という連続性は組織発生の観点から考えれば、論理的な矛盾である。(引用)



adnoma-carcinoma sequenceに関してはいくらでも記載がある








by internalmedicine | 2008-03-05 08:41 | がん  

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