肺炎球菌性菌血症は臨床的アウトカムに関連しない:Deescalationの判断に影響与えるべきでない

肺炎球菌菌血症も、
菌血症のみ、二次性菌血症に分けられ、菌血症側から見れば2歳未満の68%は菌血症のみ、全体で30%が原発性肺炎球菌菌血症、二次性は髄膜炎11.5%、肺炎37%、急性中耳炎30%
とのemedicine.comのご託宣である。

結論:
肺炎球菌性敗血症がCAP入院患者の不良アウトカムリスク増加をもたらすかとうか?
・・・ということで、検討したところ、重症度のcofactorであり、肺炎球菌血症が有るからと言って、安定CAP患者に対してdeescalation therapyの禁忌であるとすべきでない。



The Presence of Pneumococcal Bacteremia Does Not Influence Clinical Outcomes in Patients With Community-Acquired Pneumonia
Results From the Community-Acquired Pneumonia Organization (CAPO) International Cohort Study
(Chest. 2008; 133:618-624)

We studied 125 subjects with pneumococcal bacteremic CAP and 1,847 subjects with nonbacteremic CAP.
多変量回帰解析にて、
肺炎球菌性敗血症CAPと臨床的に安定となるまでの時間 (ハザード比, 0.87; 95% c信頼区間 [CI], 0.7 to 1.1; p = 0.25)
入院滞在期間(hazard ratio, 1.14; 95% CI, 0.91 to 1.43; p = 0.25)
全原因死亡率 (odds ratio [OR], 0.68; 95% CI, 0.36 to 1.3; p = 0.25)
CAP関連死亡率 (OR, 0.86; 95% CI, 0.35 to 2.06; p = 0.73)

・・・に関して関連のリスクが確定できなかった。




deescalation
初期のエンピリック治療で抗菌薬を積極的に使用し、その後、培養検査の結果などをみて使用抗菌薬を絞っていくDe-escalation治療が重要とされる
(参考:http://medical.nikkeibp.co.jp/all/data/pfizer/20060718ZYVOX.pdf

by internalmedicine | 2008-03-10 14:12 | 呼吸器系  

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