アリセプトがアルツハイマー病の閉塞型無呼吸を改善

アリセプトがアルツハイマー病患者の閉塞型無呼吸を改善する

Donepezil Improves Obstructive Sleep Apnea in Alzheimer Disease
A Double-Blind, Placebo-Controlled Study
(Chest. 2008; 133:677-683)
AHIと酸素飽和度はdonepezil治療後、ベースライン、プラセボ比較にて有意に改善 (p < 0.05)
Rapid eye movement (REM)睡眠期間はdonepezil治療後改善 (p < 0.05)
REM睡眠増加と睡眠時無呼吸改善は相関しないが、ADAS-cogスコアは、donepezil治療後改善 (p < 0.01)


アリセプトの直接効果のようである。本来、閉塞型無呼吸は視床下部のコリン作動性活動性欠如と関係している病態の報告(Neurology 2003;61(1):35-9. )もあり、他の抗コリン剤でもREM関連睡眠改善、閉塞型無呼吸の改善の報告(AJRCCM Vol 168. pp. 1246-1251, (2003))がある。

無呼吸に限らず、アルツハイマー病全般に、中枢性コリン作動系システム活性化によるREM睡眠の活動性増加、睡眠状況の改善が認められ、認知機能改善に寄与する可能性が示唆されていた(Psychiatry and Clinical Neurosciences(2004),58, 660–665 pdf

by internalmedicine | 2008-03-10 14:53 | 呼吸器系  

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