基準に従えば医者に金払うよ・・・と、医者いじめオバマ

開業医の敵は日本医師会のトップ・・という様相を呈してきた・・・診療報酬関係の討議禄をみれば医師会の会員をやめたくなる。あまりに臨床の実態を知らなすぎる。
とんでも要件をパスorスルーしてしまった日医

4月から開業医は診療報酬改訂・後期高齢者・メタボ検診とやらで・・・ひどい目に遭うこととなった。周知不十分というか、殆どなさえていない後期高齢者保険制度を実際被保険者はご承知だろうか?
特掲診療料 
第1部に規定する特定疾患療養管理料、ウイルス疾患指導料、小児特定疾患カウンセリング料、小児科療養指導料、てんかん指導料、難病外来指導料、皮膚科特定疾患指導管理料、慢性疼痛疾患管理料及び小児悪性腫瘍患者指導管理料並びに第2部第2節第1款の各区分に規定する在宅療養指導管理料及び第8部精神科専門療法に掲げる心身医学療法は自院、他院を問わず同一月に算定できない。

高齢者に対しては医療の質を確保できない制度に変わるのである・・・医療版”うば捨て制度”が始まる・・・日医はこれを促進している感さえある


さて、海の向こうのアメリカでは大統領選挙が盛ん

http://www.medpagetoday.com/Campaign08/Campaign08/tb/8743


Obamaは糖尿病のような慢性疾患への長期ケアへのpayを増加させるつもりのようだ。

ただ、volumeのみで支払いするというのではなく、たとえば毎年眼の検査した場合、血糖・コレステロール値が低下した場合とか、アスピリン服用をしている場合やエビデンスに基づいた測定項目でボーナスを提供するなどの成果主義を取り入れる方針とのこと。
このシステムはガイドラインに従うか、アウトカム測定が良好かで、「ボーナス」を決め、自由最良への医療施術、薬剤、サービスを減らすことを含むものとのこと

医療の質とコストに関するtransparencyが必要となり、医療ミス予防への人員配置、看護の人員確保比率、院内感染などが対象となるだろう。


オバマのねらいは医療費圧縮のようだ・・・オバマは米国医師の敵?

日本とは直接関係ないので私のイメージなど関係ないのだろうが、ヒラリーとともに謝罪マニュアルなどの発起人でもあるオバマに対して、私などは悪イメージを持っている
・・・世間は私のイメージとは逆のようである。

日本の選挙は、選挙期間中は国民負担増加にだまし討ちが多いのに比べれば遙かにマシではあるが・・

by internalmedicine | 2008-03-15 10:06 | 医療一般  

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