人工呼吸トリアージ:インフルエンザ・パンデミック

2006年New York 州のインフルエンザ・パンデミック時の人工呼吸割り当てに関するワークグループによりまとまったもの

ベンチレーターアクセスの除外クライテリア
・心停止
非目撃例
心停止の繰り返し
標準測定に応答しない心停止
外傷関連心停止


・予後不良の転移性悪性疾患

・重症熱傷:体表面積>40%、重症吸入損傷

・終末期臓器障害
心臓: III or IV
肺:重症慢性疾患 FEV1<25%
肝臓:MELD(Model of end-stage liver disease)スコア>20
腎臓:透析依存
神経系:重症、不可逆性神経イベント/状態で死亡率の高いと考えられる場合

原図


Sequential Organ Failure Assessment (SOFA) スコア

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最も可能性の悪いスコアは、全ての6システムで生命危機異常をしめす24である。

Adapted OHPIP Triage Tool(初回評価)
Blue:ベンチレーションアクセス除外とSOFAスコア>11
死亡率が非常に高い、集中ユニットから退室;医療±緩和もしくは退院

Red:SOFAスコア≦7 or 単一臓器障害
集中治療の最高位優先順位

Yellow:SOFAスコア 8-11
集中治療の中間的優先順位

Green:有意な臓器障害無し
低い死亡率;保留 or 退院、必要なら再評価

(原文)


Allocation of Ventilators in a Public Health Disaster
DISASTER MEDICINE AND PUBLIC HEALTH PREPAREDNESS - 2(1): 20-26 2008
【背景】公衆衛生緊急状況にて、調整してもなおより多くの患者で人工呼吸が必要となるだろう

【方法】危機状態における人工呼吸トリアージのための倫理的・臨床的ガイドライン作成のためのワークグループ:the New York State Department of Health and the New York State Task Force on Life and the Law

【結果】ワークグループは、倫理的フレームワークを作成し、以下を含有
duty to care、 duty to steward resources、 duty to plan、 distributive justice、 transparency.
倫理的フレームワーク導入時は、臨床ガイドラインは、生存尤度の最も高い患者へのベネフィットのため死亡率の最も高い患者のベンチレーターの差し控え、離脱を提案するものとする
トリアージスコアは敗血症関連臓器障害評価システムに基づき、6つの医療属性の機能のポイント割り当てからなる
トリアージは公衆衛生オーソリティー明確な許可なしに導入されてはならない

【結論】 New York 州はパブリックコメントのためのガイドライン草案をリリースした。これは、地域への価値や医療技術革新を反映したものである。
ベンチレータートリアージシステムは、ケアの通常のスタンダードから過激にシフトしたものであり、災害時のまれなリソース割り当てのモデルとしても役立つだろう

by internalmedicine | 2008-03-18 16:43 | 呼吸器系  

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