肺炎診断時間:拙速の戒め

コストカットすればなにかに悪影響を及ぼす・・・そんな簡単なことも日本国

救急部門(ED)のベッド占有時間が延びると、効率低下・・・故に、時間を急かす・・・ということで悪影響

EDにおいて、CAP患者での初回抗生剤使用までの時間(TFAD:time to first antibiotic dose)が4時間未満が医療の質測定として用いられている。
このプレッシャーが肺炎診断の正確性に悪影響を与えている可能性はないかという検討。


Antibiotic Timing and Errors in Diagnosing Pneumonia
Arch Intern Med. 2008;168(4):351-356.
後顧的レビュー

core quiality measurement
1群:TFAD<8時間
2群:TFAD<4時間


CAP診断総数548名の患者で、1群255名、2群293名
受診時CAP診断クライテリア事前合致率は、2群は39.0%、1群より少ない(オッズ比 0.61;95%CI 0.42-0.86)(P=.004)
退室時、ED医師診断とCAP事前合致クライテリアの一致率は1群で62.0%、2群で53.9%(P=.06)、ED入室時医師診断と退室時診断合致率は1群74.5%、2群66.9%(P=.05)

平均(SD)TFADは両群とも同様(1群:167[118.6]分、2群 157.8[96.3]分)

by internalmedicine | 2008-03-22 09:05 | 呼吸器系  

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