ACOG 妊娠女性喘息推奨マネージメント

妊娠喘息女性を時に見ることがあるが・・・グローバルなガイドラインに従った治療困難さを常に感じる。その抵抗勢力は患者そのものと産科医・・・(喘息死亡率全国一位である・・・当方の地域だけの問題だと思うが・・・)

産科側から、本格的な喘息治療・管理ガイドラインを作ってくれれば非常に助かる・・・

ACOG(American College of Obstetricians and Gynecologists):妊娠喘息管理の推奨

National Asthma Education Prevention Programを支持しているもので、妊娠中の究極のゴールを“ the fetus continues to get adequate oxygen by preventing asthma attacks”と胎児への酸素供給を注目したものである。

妊娠が持続性喘息女性の症状に影響を与えるか不明なので、持続性喘息を有する患者の肺機能は、普通の肺機能パラメータ、スパイロメトリー、ピークフロー、FEV1で妊娠中モニターすべきである
可能なら、first-trimester腹部超音波は、胎児成長評価と早期出産リスク評価されるべきである。
32週でスタートし、胎児活動性と成長評価のための超音波検査は、コントロール不良な喘息患者、中等症・重症の喘息患者、重症発作から回復した患者では行われるべきである。

アレルゲンやたばこなどの刺激物回避すること、母胎の状態を改善し、薬物治療の必要性を減少させることとなる。
喘息女性は、トリガーを同定し、自宅でそのトリガーを減少させるべく、助言を受けるべきである。
カビ、ハウスダスト、動物ふけ、ごきぶり、他の環境トリガーの減少すべき測定が必要である。
もし、酸逆流が喘息を悪化させているときは、ベッドのヘッドをあげる、就寝時数時間内は食事をとらない、逆流の引き金となる食事を取らないなど対策を講じてほしい

多くの喘息女性では正常肺機能を維持するべく薬物が必要

ICSなどの長期薬物は喘息のflare-upを予防し、短期βアゴニスト吸入はrescue therapyとして用いられる。
妊娠中は吸入albuterolが好まれ、症状迅速改善に役立つ。

治療がなんであろうと、喘息コントロールに必要な最小量で妊娠患者治療をすべきである

免疫治療(アレルギー注射)使用患者で維持領域にある場合は、妊娠中でも継続可能
しかし、女性は妊娠中に免疫療法を開始すべきでない。増量中にアナフィラキシーショックのおそれがあるから・・・

妊娠、出産に関して、喘息薬物は使用すべき

多くの患者はaggressiveな医療マネージメントで反応するので、急性悪化でさえ帝王切開の必要性は稀

ぜんそく薬使用は出産・授乳時に継続可能である

喘息マネージメントについて、妊娠にどう影響するか、よく教育された女性は、症状コントロールする時間は容易
Women who are better educated about asthma management and how it relates to pregnancy often have an easier time controlling their symptoms.
妊娠喘息患者は、咳嗽、胸部深い、喘鳴、息切れ、呼吸苦などの喘息悪化時の症状を感じたとき、自宅でのrescue therapy開始するよう指導されるべき
喘息を有する女性は胎児活動性に留意して教育を受けるべきである。
女性は、胎児が通常より活動性が無く、ともに動かなくなった場合は、医師に相談すべき


私の地域では、妊娠喘息患者の管理について、産科医師たちと意見を異にすることが多い。呼吸器系の医師の意見は聞いてくれることが少ない(当地だけかもしれないが・・・)
呼吸機能やピークフローメーターなどの客観的管理どころか、吸入ステロイドを忌避し、なぜか、内服系薬剤主体を好むなど



在宅出産のステートメント:ACOG Statement on Home Births

by internalmedicine | 2008-03-26 15:37 | 呼吸器系  

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