LMT病変へのステントvsCABG
2008年 04月 24日
LMT冠動脈病変に対するステントvsバイパスグラフ
コホートにて、propensity-matched cohort(参照) 比較
結論からいえば、
死亡、Q波心筋梗塞、卒中を含むアウトカム構成要素にて2群に差異認めず
ターゲット血管再疎通リスクはステント群で多い
LMT病変、即、CABGというのがスタンダードだったが、ステント治療の発展により、PCIの役割の再評価がなされ、安全性と実行可能性についていくつかの研究で検討がなされていた。
LMTのステントはdrug-eluting stentとなりさらにその興味が増加している状況であった・・・ということでこの研究
結論としては、LMT肝動脈病変にて、ステントPCI、CABGは同様の長期死亡率であり、死亡、Q波心筋梗塞、卒中といった構成エンドポイントにて差異なかった。
目標血管再建術はCABGよりPCIで多かった。
Stents versus Coronary-Artery Bypass Grafting for Left Main Coronary Artery Disease
N Engl J Med. (17)Vol. 358:1781-1792 April 24, 2008
by internalmedicine | 2008-04-24 10:06 | 動脈硬化/循環器