母親の妊娠前食事量が増えると男児出産が増える?

なかなか面白い話なので、マスコミでも報道されているようだ(abc news)

男女どちらかを希望することで、需要あるところの商売あり・・・ってことで、科学的エビデンスに乏しい事象で金もうけするところすらある次第で・・・

University of Exeterでpress release


Proceedings of the Royal Society 10.1098/rspb.2008.0105
Online DateTuesday, April 22, 2008
胎児の性別を知らない470名のイギリス女性で、妊娠中の母親の食事を調査して、胎児の性別を調査
妊娠前のエネルギー摂取の高い1/3の女性では、その子供は56%が男児
逆に、エネルギー摂取が少ない1/3の女性では、その子供は45%が女児

妊娠中の食事摂取は性別と関係しないということで、胎児は母親の食事により左右されないと著者らは主張

食事リソースが豊富な時は男児出産が増えるという仮説が提唱できるという話

先進国では男女の比率はおおよそ1だが発展途上国では男女の比率が1.05以上にも上るという減少は、その食事の要因で一部説明できるのではないかという話も

この結果は“男女生む分けクリニック”や人工的男女生む分けに関してあらたな議論を生むことになるだろう。

by internalmedicine | 2008-04-24 11:24 | 医学  

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