血糖変動により血管内皮障害、酸化ストレス増加

“グルコース・スパイク”というのは食後の血糖の急峻な増加を言っているわけで、食事ごとに大きく血糖が変動することを述べているのではないのかもしれない。確かに講演や書籍をみると、前者と後者の混同記載が多い。

“グルコース・スパイク”からoscillating(振動)を問題にする時代になったようだ・・・Glucose fluctuationとはどう違うのだろう?

"spike”と"oscillating"という表現が両方使われていた論文で興味深いと勝手に思った次第で・・

Oscillating Glucose Is More Deleterious to Endothelial Function and Oxidative Stress Than Mean Glucose in Normal and Type 2 Diabetic Patients
Diabetes 57:1349-1354, 2008
"euinsulinemic hyperglycemic clamp" 5、 10、 15 mmol/l ブドウ糖を漸増ステップ式に与え、単純”スパイク”もしくはoscillatingにて、2型糖尿病患者に24時間暴露する実験

Flow-mediated dilatationを血管内皮機能の指標として用い、血中3-nitrotyrosineと8-iso-PGF2αの24時間尿中排泄率を酸化ストレスのマーカーとして、クランプ試験後48時間測定


正常者と2型糖尿病対象者とも、10mmol/lと15mmol/lという2つの血糖値により、濃度依存的な空腹時血糖変動、非依存的な血管内皮機能障害と酸化ストレスの誘導が生じた
24時間内の6時間ごとの血糖5-15 mmol/lでのoscillating変化により、10mmol/lや15mmol/l持続に比べて、有意な血管内皮機能異常、酸化ストレスを増加させた。

by internalmedicine | 2008-04-30 17:00 | 糖尿病・肥満  

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