両親など子供の世話をすべき人たちの自覚:子供へのたばこ曝露

両親など子供の世話をする人たちが、喘息児にいかに影響を与えているか。そして、自覚があるのか、猛省を促したい報告

Sources of and Parental Perceptions About Exposure in Children and Parental Readiness To Change
(Chest. 2008; 133:1367-1374)
喫煙曝露減少トライアルのスクリーニングの一つとして、519名の喫煙曝露のある3-12歳の喘息児の尿中コチニン濃度測定、そして世話をする人たちのアンケート

尿中コチニン/Cr比(CCR)は、もし世話を主にする人も、託児所での世話をする人もすわなければ最小(mean CCR, 14.0; SD, 14.4)で、いづれかが喫煙者なら高い(mean CCR, 22.2; SD, 21.3; and mean, CCR, 26.3; SD, 22.2, respectively)、そしていずれも喫煙者ならもっとも高い (mean CCR, 39.6; SD, 27.5; p < 0.01).

子供への曝露を親が自覚していることと子供のCCRは弱い相関 (r2 = 0.11, p < 0.001)のみ

58.3%の両親は、喫煙曝露は少ないか、無いと思っている。

特異的な曝露減少アクション、思考、準備、禁煙などのアクションを実際に行ったなどの比率は61.3%で、喫煙場所から子供を閉め出す(72.7%)、子供の家を作る(49.2%)、喫煙禁止に自宅をする(66.9%)など

by internalmedicine | 2008-06-24 13:16 | 呼吸器系  

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