聞く耳持たない官僚たち;厚生労働省、不正流用を認めず


厚生労働省、不正流用を認めず  全国保険医団体連合会Webに詳細は書かれているが・・・・


転載可とあったので、転載させていただきました 本田先生

7月3日厚労省に行って来ました。
住江保団連会長、竹崎副会長、武田理事、本田で記者会見。
http://news.cabrain.net/article.do?newsId=16948

http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080703_1.html

その後、保険局医療課へ
アポイントメントなしでの訪問をお詫びし、面談を申しいれる。
しかたないな、と奥の机に通される。着席。森光課長補佐、既に怒ってる。
録音禁止される。

(A)厚労省保険局医療課の文書
(B)みずほ情報総研の文書
(C)厚労省保険局医療課の文書の下書き(抗議文にいう「誤った開示資料」)

(D)日本医師会より府県医師会宛事務連絡の別添資料より

森光課長補佐はとにかく(A)に「今後の診療報酬改定の検討資料とすることを目的
に」と書いてあるから、再三ご説明したように不正流用ではない。なのに不正流用と
いうのはけしからん。の一点張り。
我々は(B)に「厚生労働省は、今後の時間外の診療体制のあり方を検討するため」
と書いてあるので、医師は普通はこれをみて判断する。だから不正流用といっている
まで、と説明するも聞く耳を持たず。住江会長、武田理事も同様の説明をするも聞く
耳を持たず。
あれは、みずほ情報総研の文書で厚労省は関知せず。(A)にはちゃんと書いてある
から、不正流用ではない。
この議論は平行線になるので打ち切り。

厚労省からの抗議文について;
どうも保団連からの抗議文に対する抗議文をちゃんと読んでいないらしい。
全国保険医新聞は(C)ではなく、(B)から引用したことを説明。
→それがどうした。不正流用でないのを不正流用といっていることがけしからん。
差出人もなく、あのような怪文書のたぐいを送るのはいかがなものか。
→それがどうした。不正流用でないのを不正流用といっているから出したまで。
(なんら悪いとは思っていないらしい)
この議論も、これ以上しても無駄なので打ち切り。

質問状の回答について;
「文書で質問してくれと言われたので、文書で出したのに回答がない。厚労省は説明
責任を果たすべきではないか。」
「あれは、最初お互いの信頼関係があったので、そう申し上げたもの。不正流用でな
いと何度説明しても聞き入れず、今は信頼関係がない。よって回答しない」
(どうやら永遠に回答してくれないらしい)

文書Dについて;
本田:(C)は下書きですよね。
森光:(気配を察してか答えず)
本田:もし(C)が使用されていたら、不正流用になりますか
森光:それは何とも言えない(警戒)
本田:文書Dを説明。→なぜ下書きが日医の正式な文書にはいっているのでしょう。
森光:そんなことは知りません。日医に聞いてください。(A)がはいっているので
すから何度も説明しているように不正流用にはあたらない。何べん言わせれば気が済
むんですか。

最初から最後まで怒りっぱなしで、
よっぽど不正流用と言われるのが気に障ってるみたいです。


詳細は、新小児科医のつぶやき さん や CBニュースなどが詳しいので是非ごらんいただきたい


自分たちの施策に都合よくデータを抽出、加工するテクニック・・・これがこの国の行政の本質なのだろう

専門家を中に入れても官僚に都合よいように、最終段階で、選択され、国会、閣僚へ


それにしても、マスコミなどがいるときとは態度が違いますね・・・官僚さんたち
こちらがホントの姿なのでしょう

都合の悪いことは日医に責任をおしつける・・・ワンパターンな反応をしているようだ。それに対して怒らない日医は・・・もうどうしようもないが

”5分診療”を討議した相手の資料に、自らの名前がある幹部の存在とともに、会員に対して、日医も反論しなければ、日医幹部と厚労省・中医協のできレースという疑いがかけられますぞ。

厚労省記者クラブを使って日医悪者というイメージを国策として作り上げた甲斐があったとでもおもってるのかも・・・官僚にしては大人げない態度は結構ボディーブローにはなっていると思う


いいかげん、勤務医・開業医なく、怒るべき・・・

by internalmedicine | 2008-07-04 08:17 | くそ役人  

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