コロノスコピーの間隔

US Multi-Society Task Force on Colorectal Cancerの推奨
平均的リスクの患者では
• Colonoscopy :10年ごと
• Flexible sigmoidoscopy 5年ごと
• 便潜血:毎年
• 注腸大腸検査、CT colonography:5年ごと
• Fecal DNA testing:間隔に関して不明


colonoscopy以外では、陽性なら、必ずcolonoscopyを行うこと


Understanding current guidelines for colorectal cancer screening:
A case-based approach
Cleveland Clinic Journal of Medicine, 07/07/08
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colonoscopyで見つかったポリープについて多くの患者が不要なcolonoscopyを繰り返し受けている。高リスクポリープや健診を受けたことのない患者の機会を奪うことともなる。

・すべてのポリープが同じリスクということはない。小さい、左側のhyperplastic polypは腫瘍性が少なく、フォローアップの必要性が少ない。腺腫は前癌性であり、サイズ、数、組織学的特徴によりフォローアップを決める。

・American College of Gastroenterologyは、より若年時に人種・民族的頻度が高いアフリカ系アメリカ人は平均的リスク戦略では45歳を推奨している。

・直腸結腸ポリープや癌の家族歴のある場合、40歳時、あるいは、その指標年齢より10歳若く行い、10年ごとに行うべきである。
適切なサーベイランス間隔を決定するとき、患者のcolonoscopyに従って詳細に検討すべき


・不完全標本や不完全な検査だったり、大きな病変の断片のみの標本のときは早期の検討が必要である

by internalmedicine | 2008-07-08 10:00 | 消化器  

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