抗酸菌治療薬「ミコブティンカプセル」

ひっそりと、認可されていた。

それとともに、非定型抗酸菌症という表現は、非結核性抗酸菌症という表現に変わっているようだ。

Nontuberculous mycobacteria (NTM)という表現が、後述の、ATSガイドラインで用いられており、Atypicalという日本で普及した用語と整合性がとれなくなっていた。

そして、そのガイドラインで、この薬剤、NTM第一選択ではないという記述がある。

ファイザー「ミコブティンカプセル」(リファブチン:rifabutin)(ファイザー):結核症、MAC症等を含む非結核性抗酸菌症、HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制


一般名:リファブチン
効能効果:<適応菌種>本剤に感性のあるマイコバクテリウム族
<適応症>結核菌、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症等を含む非結核性抗酸菌症、HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制
用法用量:
結核症
通常、成人にはリファブチンとして150mg~300mgを1日1回投与する。
多剤耐性結核症にはリファブチンとして300mg~450mgを1日1回経口投与する。
マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症等を含む非結核性抗酸菌症の治療
通常、成人にはリファブチン敏江300mgを1日1回経口投与する。
HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制
通常、成人にはリファブチンとして300mgを1日1回経口投与する。(薬事・食品衛生審議会薬事分科会資料:2008年6月17日)





エイズ治療薬情報
結核菌およびM. avium Complexではリファンピンとリファブチンの間に交差耐性が高頻度に起こる。リファンピンに耐性の結核菌の分離株はリファブチンにも耐性を示す可能性がある。





An Official ATS/IDSA Statement: Diagnosis, Treatment, and Prevention of Nontuberculous
Mycobacterial Diseases


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治療上の議論・論点
1)clarithromycin- と azithromycin-を含むregimenガチンコ研究がない。故に、MAC肺症のマネージメントにおいて、どのマクロライドが優秀か示す状態にない
2)以前の研究で頻用されていたが、MAC治療regimenとして、ルーチンに早期注射薬剤(amikacin or streptomycin)を含む明確なアドバンテージはない。
3)MAC肺症に対する、リファマイシン(rifabutin or rifampin)の優越性は示されてないが、rifabutinの副作用頻度から、多くの専門家はrifampinを推奨する。
4)MAC肺症に対する、2剤regimen vs 3剤regimenを評価した研究はないが、一般には2剤regimenは、マクロライド抵抗性出現が注目され、推奨されてない。
5)MAC肺症に対する、fluoroquinolone類やclofazimineのような補かな薬剤の役割は確立していない。
6)MAC肺症に対する治療不成功・失敗、マクロライドの有り無しはその後の治療成功の確率を減らす。それが、マクロライド感受性であったとしても同じで会うr。
7)マクロライドを含む治療regimenの効果は一部マクロライドの免疫調整的な働きによる可能性がある。

by internalmedicine | 2008-07-11 08:49 | 呼吸器系  

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