2型糖尿病:DKA例の増加 北欧での報告

“ペットボトル症候群”などと問題を限定化する症候群名を名付けるのは反対だが、2型糖尿病のDKAの存在を世に知らしめたのは結果的には良かったのだろう。

ケトアシドーシスは2型糖尿病でも十分生じる・・・そして・・・増加している  2004-09-28

糖尿病性ケトアシドーシス:Diabetic ketoacidosis (DKA)は糖尿病のどのタイプでも生じえる代謝的catastropheで、インスリンの重度の不足が主な原因。
DKAを来す代謝異常では、ケトン体の過剰産生がhallmarkであり、ケトン産生は、インスリン作用欠如状態における、遊離脂肪酸の肝臓への過剰deliveryが原因。・・・ 1型糖尿病で典型的には生じる。2型糖尿病は元来はケトーシス抵抗性であるが、感染、治療中断、手術、ステロイドホルモン、利尿剤、心血管アクシデントなど生じることがある。糖尿病悪化性のサイトカインなどによりインスリン抵抗性を増加させ、インスリン分泌能力を低下させるなどの状態を生じる。グルカゴン/インスリン分子比の増加は、肝臓でケトン体産生性に傾かせる。最近、DKAの病因として、糖含有飲料の過剰摂取が認識されつつある。http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=internalmedicine1992&cdvol=39&noissue=1&startpage=1&lang=en&from=jnlabstract



白人・北欧の話で、直接日本とは関係ないが、2型糖尿病比較的少ないはずだったのに、2型糖尿病DKAの報告なされている。

北スウェーデンでのDKA発生頻度は、10万住人対5.9
25%がDKA
8例(32%)が2型糖尿病、17例(68%)が1型糖尿病
DKA発症の2型糖尿病は1型よりCペプチド高値

代謝性アシドーシスの程度は1型の方がより重症

2型糖尿病50%では、DKAのエピソードで診断される



Ketoacidosis occurs in both Type 1 and Type 2 diabetes— a population-based study from Northern Sweden
Diabetic Medicine, Volume 25, Number 7, July 2008 , pp. 867-870(4)

by internalmedicine | 2008-08-19 10:45 | 糖尿病・肥満  

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