身体活動性のある閉経前女性:運動による水分バランスの状況

運動による、 水分摂取、特に不断飲水(ad libitum water intake)、水分排出、対内水分バランス、加水状態 への影響

The Effect of Exercise on Water Balance in Premenopausal Physically Active Women
Eileen M. Weinheimer, Berdine R. Martin, Connie M. Weaver, Jo M. Welch, Wayne W. Campbell
Journal of the American Dietetic Association Volume 108, Issue 10 pages 1662-1667

3つの8日トライアルからなるランダム化交叉デザイントライアルで、
・placebo and no exercise,
・placebo and exercise (1-hour cycling bout per day at 65%-70% of heart rate reserve),
・800 mg calcium supplementation and exercise



【参加者】Participants were 26 women, age 25±5 years, body mass index 22±2, and VO2peak 43±6 mL×kg−1×min−1 (mean±standard deviation).
Results

随時水分摂取はプラセボ+運動で363 g/日超(P<0.05)
運動で1,940±654 g/日、カルシウム補給+運動で1935±668 g/日、プラセボ+非運動で1575±667 g/日

総水分補給は、プラセボ・運動、プラセボ+カルシウム補給が、プラセボ+非運動より多い。


尿・便・総水分排泄はトライアル間に差がない

総水分バランスはプラセボ+運動で679±427 g/日多く、カルシウムサプリメント+運動で641±519 g/日、プラセボ+非運動(293±419 g/日)より多い

カルシウム・サプリメントの水分バランスへの影響なし


この結果、若年、運動活動性のある女性では、運動による汗により、随時水分摂取により完全に補われており、非汗により水分排泄減少や水分補給障害は見られない。


これが、閉経後になるとどうなのだろう?


Estrogen influences osmotic secretion of AVP and body water balance in postmenopausal women.
Am-J-Physiol. 1998 Jan; 274(1 Pt 2): R187-95
E2は浸透圧性AVP分泌を促進し、ゆえに水分蓄積に寄与するAVP増加
しかし、腎臓のナトリウム再吸収増加が水分貯留の最大の要因である。


アクトスの浮腫の問題でこの辺の病態がクローズアップ?

by internalmedicine | 2008-09-27 10:46 | 糖尿病・肥満  

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