iNKTと従来の考え(慢性気道疾患)

慢性気道疾患でのiNKT細胞に関して議論が続いている。
iNKTによるヒト喘息・COPDにおける気道の変化が示されているが、反論もあるようだ。

CD4+ Invariant T-Cell--Receptor+ Natural Killer T Cells  2006年 03月 16日
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Invariant T-Cell--Receptor+ Natural Killer 細胞と喘息の関係はガセ?  2007年 04月 05日


Virus Infection, Asthma, and Chronic Obstructive Pulmonary Disease
NEJM Vol. 359:2062-2064 Nov. 6, 2008 No.19



主なパラダイムは、環境アレルゲンによるMHC class II依存性CD4+ Tリンパ球がヒトの喘息の鍵とされている。Kimらは、このコンセプトに挑戦している。
慢性の杯細胞のmetaplasiaと気道過敏性がSendaiウィルス感染後進展するというものである。これらの減少は、肺マクロファージ・CD4-CD8-Tリンパ球(invariant NKT細胞と呼ばれる)によるIL-13の分泌によりかなり依存しており、MHC class I依存CD8+T細胞・MHC class II依存CD4+T細胞が無くても慢性期道炎症は発症すると考えているのである。

in vivoでのiNKT細胞のin vivoでの活性化は、抗原による気道過敏性との関係が提示されている。ヒトでのCD4+ iNKT細胞のmassive accumulationが認めれるという報告もあるが、無いという報告もある。CD4- iNKT細胞がウィルスによる気道過敏性のkey playerであり、CD4+ iNKT細胞欠如ではモデルにおいて影響がないということも示されている。ここでみられるdiscrepancyは、動物モデルからヒトモデルへの解釈の相違と考えら得る。

Kimらのモデルとして、炎症性コンポーネントを欠いたものであるが、ウィルス感染がアトピー感作から喘息となる引き金ということになる。同様に、閉塞性気道疾患にリスクにあると考える。現行喫煙者の15-20%のみしかCOPDが発症しないため、喫煙者のリスクである慢性ウィルス感染に介入する試みが考えられる。

Kimらは、Vα24+ Tリンパ球数増加を報告しているが、免疫組織染色では、抗体はiNKT細胞と他のT細胞を区別できてない。



私の知識は超primitiveなので復習
MHC class I 、class II ・・・http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/immunology2.htm

IL-13
(Medscape:Interleukin-13 in Asthma)


by internalmedicine | 2008-11-06 16:53 | 呼吸器系  

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