”電子たばこ”を有害性の説明無くメディアで扱って良いのか?

テレビ、特に、関西系で、お笑い系のタレントがこの電子たばこをわざとと思われるほど取り扱い露出させている。背後に商業的なものも考えてしまうが・・・


禁煙草って・・・  2004年 05月 06日
って最初のブログを思い出す。


朝日新聞が常識がないというのは常識だが・・・これはひどすぎる・・・→ 電子たばこ「タエコ」で一服いかが 「禁煙が楽に」2008年12月7日3時1分魚拓

WHO関係
Marketers of electronic cigarettes should halt unproved therapy claims
WHO News Release 19 September 2008
”WHOは禁煙試みのための正当な治療法とは考えてない”
Contrary to what some marketers of the electronic cigarette imply in their advertisements, the World Health Organization (WHO) does not consider it to be a legitimate therapy for smokers trying to quit.


ニコチン置換治療とは異なり、この製品の安全性・有効性に関する科学的エビデンスを有していない。
2004年に中国で開発され、世界に広がっている。広告の中にはWHOがまるで正当な治療と認めたという宣伝まで行っているところもある。


” WHO Study Group on Tobacco Product Regulation”(2008年11月12-14日)、南アフリカ Durbanでたばこ製品規制に関するMember Statesへの助言
http://www.who.int/tobacco/global_interaction/tobreg/en/)がなされるはず



"electronic cigarettes"の項目は見あたらない
  ↓
WHO Study Group on Tobacco Product Regulation (TobReg) report on the scientific basis of tobacco product regulation
http://www.who.int/tobacco/global_interaction/tobreg/tsr/en/index.html



電子たばこの説明にある・・・“煙草風味のエキス(液体状)”が、regulationの芳香添加物に相当するのかもしれない。


BBC(http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/7658603.stm
Fears over electronic cigarettes
製品にはタール、たばこ、一酸化炭素を含まないが、微細な熱っせられたミストを吸入することとそこに規制がないことを危惧するが、、製品取り扱い者は通常の喫煙より安全と主張する。
BBCでは月1000超ほど売れていると報告。
しかし、WHOを含むキャンペーン側はこの製品に関する情報不足を指摘する。
Douglas Bettcher(World Health Organisation)は、製品に含む情報のなさ故の"regulatory blackhole"で存在する製品ということと述べている。
我々は、ニコチン付加カートリッジがなんであるか、その知識も持ち合わせていない。そして、熱したとき、蒸気化、そしてそれを吸入したときの影響は不明である。

そして、 Deborah Arnott(anti-smoking group Ash)は多くが中国製であることを指摘し、その質のコントロールが”良質でない”と指摘している。
喫煙者たちがニコチン製品として安全であると思いこんでいるが、regulatory gapが存在する。やはり禁煙者たちへはニコチンガムやパッチのような製品を助言したい。

一方、取り扱い業者側であるJason Cropper(managing director of the Electronic Cigarette Company)は、確実に喫煙よりや安全であると主張する。試験はマウスや検査室で行われ、有害性をしめすものはなかったという。しかし、人へのトライアルは効果であるが故に行われないだろうと述べている。多くは小規模会社故経済的に困難だと述べている。



有用性・有効性・有害性に関して未だ確立してないものを、その不確実性の説明無くテレビで露出する、その倫理性は・・・BPOを本日問い合わせてみた。

”たかじんのそこまで言って委員会”で、やしきたかじんが、電子たばこを無害であるかのごとく解説し、実際に使用して見せていた。

参考資料を2つ提示する
・Marketers of electronic cigarettes should halt unproved therapy claims
WHO News Release 19 September 2008
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2008/pr34/en/index.html

・BBC(http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/7658603.stm)
Fears over electronic cigarettes

有益性・有害性が担保されてないものを一方的に良いものとしてメディアで取り扱っては成らないと思うのだ。
中国製品が一定程度を占め、その質の担保もままならないため、後に被害が生じたときには、たかじん以下、放送関係者は責任を負う覚悟があるのだろうか?

お聞きしたい

by internalmedicine | 2008-12-08 08:59 | 環境問題  

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