睡眠障害性疾患の重症度と、REEの関連

体重の変化はAHIの変化と相関する。一つの大規模研究では10%の体重増加は32%の指数増加となり、10%の体重減少は26%の減少となるという報告がある。体重増加は単にSDBの原因であるのか、SDBがエネルギー代謝の変化と関連し、体重増加をもたらすのか?

この問題を明らかにするための検討とのこと

Kezirian EJ, et al "Resting energy expenditure in adults with sleep disordered breathing" Arch Otolaryngol Head Neck Surg 2008; 134(12): 1270-1275.
212名の成人で、SDBの徴候・症候のある患者で、問診・理学所見、lvel I attende PSG、間接カロリーメターを用いたREE決定
71%(151/212)は男性、平均(SD)年齢は42.3(12.6)歳
平均(SD)BMIは28.3(7.3)
平均(SD)AHIは25.4(27.2)で、最少酸素飽和度は86.9%(9.5%)
平均(SD) (SD) REE は 1763 (417) kcal/d.

単変量解析の変数分析はREEといくつかのRDB重症度の指標と相関を示し、年齢、性別、自己報告健康状態補正多変量解析でも維持

REEとAHIが独立した相関を示す(BMI補正後も維持)
この相関は正常BMI、高BMIでも差異無し


SDBと代謝速度に関する知識が明らかになったが、SDBと体重の関連性があきらかではない。エネルギー摂取と消費のバランスで、SDBはエネルギー消費を増加させ、エネルギー・バランスに影響を与えることとなる。

SDBは疲労を生じやすく、エネルギー消費に身体運動に重大な障害を与える

SDBはエネルギー摂取量を変化させるがこの研究では斟酌がない。
ボトムラインでは、安静時エネルギー消費量増加はSDBの重症度に相関するが、その相関はBMIや体重の強く共役される。
重要な限界は、体組成や除脂肪体重に関するデータがないことであり、体組成はREEと相関をしめすが、脂肪組織より筋肉組織はより高い代謝活動性を有する。

by internalmedicine | 2008-12-16 17:23 | 呼吸器系  

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