進行期腎疾患患者は高地ほど予後がよい

高地に住む進行期腎疾患(end-stage renal disease)の患者は、エリスロポイエチンは少ないが、高濃度ヘモグロビン濃度である
Winkelmayerらは、高地に住む、透析を受ける患者は死亡率減するという仮説で解析

透析可能性・臨床的要因補正後、住居海抜と全原因死亡率との逆相関を認めた。

Altitude and All-Cause Mortality in Incident Dialysis Patients
JAMA. 2009;301(5):508-512.
後顧的コホート解析

透析開始総数804,812名で、1.78年中央値フォローアップ
1000人年あたり粗死亡率は
76 m未満(<250 ft):220.1
76-609 m(250-1999 ft):221.2
1219-1828 m(4000-5999 ft):184.9
1828 m超(>6000 ft):177.2


多変量解析後、76m未満の高度住居者に比べた相対死亡率は
76m-609:0.97(95%信頼区間[CI] 0.96-0.98)
610m-1218m:0.93(95%CI 0.91-0.95)
1219mー1828m:0.88(95%CI 0.88-0.91)
>1828m:0.85(95%CI 9.79-0.92)


一般住民より透析患者では、高地ほど、年齢・性標準化死亡率軽減効果が大きい

by internalmedicine | 2009-02-04 09:06 | 環境問題  

<< 冠動脈CTの放射線被曝量は、腹... COPDと運動:鶏か卵か? >>