肺高血圧COPD患者のプラバスタチン投与:ET-1を介して運動耐用・自覚症状改善

結論として、プラバスタチンは有意に運動耐用能を改善し、肺高血圧減少、呼吸苦自覚症状減少させ、機序はET-1合成阻害の可能性あり

Effects of pravastatin on functional capacity in patients with chronic obstructive pulmonary disease and pulmonary hypertension
Clinical Science (2009) 116, (497–505)肺高血圧はCOPD患者の臨床経過上よく見られる合併症で、予後不良の指標
プラバスタチン投与が、ET-1(endothelin-1)産生を介して肺高血圧改善に効果的か、そして、肺高血圧合併COPD患者の運動能力改善に有効かどうか

二重盲検平行デザインにて、53名の肺高血圧を有するCOPD患者 を割り付け
・プラセボ
・ pravastatin (40 mg/day)


医療センター6ヶ月間ベースラインは両群同様
プラセボ群で運動時間は研究期間中一定

6ヶ月後、運動時間はプラバスタチン治療群で有意に増加
52% ( 660±352 →  1006±316 s (P<0.0001))


プラバスタチン群で、エコー評価収縮期PAPは47±8 → 40±6 mmHgと有意に低下

Borg呼吸困難指数の有意な改善

血中ET-1値は不変だが、尿中ペプチドのは減少し、運動改善と有意に相関した (r=−0.47, P=0.01)

by internalmedicine | 2009-02-14 09:44 | 呼吸器系  

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