社会階層を愚痴るより先にたばこを止めたまえ ・・・ というありがたいイギリスの研究結果

非喫煙者は、男女とも、喫煙者に比べ、全社会階層を通じて生存率が高い。
喫煙という行為自体が、健康に関する不平等に至らしめる、社会的地位より重大な要素である。
男性に比べた、女性の生存率アドバンテージさえ無意味たらしめる要素でもある。


社会的ポジションを愚痴るよりさきに禁煙をまず行え、という示唆的な結果であった。

Effect of tobacco smoking on survival of men and women by social position: a 28 year cohort study
BMJ 2009;338:b480 Published 17 February 2009, doi:10.1136/bmj.b480
コホート観察研究
1972-6年、女性8353名、男性7049名、45-64歳
24グループの分けた(性、喫煙状態:現行・既往・非喫煙、社会的クラスI+II、非マニュアルIII、マニュアルIII、IV+V)と居住地域隔離カテゴリー

相対死亡率(年齢・他リスク補正):Kaplan-Meier生存曲線、28年での生存率

完全データの中で、死亡 女性 4387/7988、男性 4891/6967で

社会階層I+II・非喫煙者(もっとも死亡率の少ないグループ)比較で
喫煙各群の相対リスクは1.7 (95% 信頼区間 1.3 - 2.3) ~ 4.2 (3.3 - 5.5)
喫煙既往での死亡率は非喫煙者に密に同等となる

社会階層、年齢補正・28年後の死亡率



女性非喫煙者:65%、 57%、 53%、56%
女性現行喫煙者:41%、 42%、 33%、35%

男性非喫煙者: 53%、 47%、 38%、 36%
男性現行喫煙者:24%、 24%、 19%、18%

カテゴリー除去後も同様の結果

by internalmedicine | 2009-02-21 09:57 | 環境問題  

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