なぜ普通の医師は・・・花粉症治療にデポ注射をしないか?

この時期、ちょっと価値観を変えればだれでも”名医”になれる時期・・・この薬剤になぜ普通の医者は手をださないのか・・・考察

この治療法の一般への危険性の啓発をかねて・・・ちょっとだけまとめてみた

・副作用の可能性

副腎抑制は必須(有効血中濃度が3週間持続)
糖尿病などの代謝系・高血圧など血行動態への悪影響考慮
満月様顔貌,皮膚・皮膚付属器障害,月経異常,萎縮などの適用部位障害,副腎皮質機能低下など


ガイドラインに準じない治療法である


・”triamcinolone injection”は米国でも花粉症治療としては禁止されている
You should not receive this medication if you are allergic to triamcinolone, or if you have a condition called idiopathic thrombocytopenic purpura (ITP)
(http://www.healthline.com/multumcontent/triamcinolone-2)


有効血中濃度は14~21日間持続

ケナコルト-A筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL


デポステロイドの筋注は全身的副作用に注意し,投与前後の検査を怠ってはならない。ときに,副作用(満月様顔貌,皮膚・皮膚付属器障害,月経異常,萎縮などの注射部位障害,副腎皮質機能障害など)が起こるので,この方法は望ましくない。
https://minds.jcqhc.or.jp/stc/0024/1/0024_G0000066_0023.html

 急性副腎不全は表にでにくい副作用であり、突然死で片付けられる可能性がある


(医原性副腎不全は)具体的に、どのくらいの量をどのくらいの期間使用するとどの程度の皮質萎縮を生じるか明確な報告は少ない。・・・プレドニゾロン30mg投与数週間で束・網状帯の萎縮が見られるという報告もある。ステロイド投与中の副腎不全の評価は、竹田らによると、血中コルチゾル、17-KS、17OHCSの測定が有用である。朝食前に血中コルチゾルが10μg/dl以下の場合は副腎不全が疑われる。・・・製剤の種類によっては、前記の測定値に影響を及ぼし、副腎機能不全を診断できない場合があるが、その際はrapid ACTH投与試験g有用である。副腎不全が疑われた場合は薬剤を中止し、6ヶ月から1年間漸減・補償療法が身長に行われなければならない。(参考



1シーズン1回なら副腎抑制も来ず、花粉症治療としては最適・・・と説明がされ、保険者からの指導も強弁でかわしている剛の者もいるらしい。そして、保健指導がいやで、自由診療としておこなっている医者もいるらしい。だが、数週から数ヶ月に及ぶ副腎ホルモン投与が行われている状態となることをもうちょっと真剣に考えてほしいものだ。

・・・医者も、患者側も・・・

by internalmedicine | 2009-02-21 11:28 | 内科全般  

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