閉塞型無呼吸患者への上気道筋肉トレーニング効果

medscape((http://www.medpagetoday.com/PrimaryCare/SleepDisorders/14096)に解説記事


上気道筋肉トレーニングで、 ”the didgeridoo -- an Australian aboriginal wind instrument”というので遊ぶことによる方法で、いびきや閉塞型無呼吸を改善したという報告




そこで、喉頭咽頭運動を検討し、31名の中等度新規診断閉塞型無呼吸患者を対象とした研究
1日30分、舌軟口蓋、顔面筋肉、外側咽頭壁を含む運動で、sham治療として、深呼吸や生理食塩水による鼻腔洗浄をおこなったもの
3ヶ月後、対照群と比較



Effects of Oropharyngeal Exercises on Patients with Moderate Obstructive
Sleep Apnea Syndrome
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2009;179 962-966

舌、軟口蓋、外側咽頭壁を含む運動で、有意に、首回り径(39.6 ± 3.6 vs. 38.5 ± 4.0 cm)、いびき頻度 (4 [4–4] vs. 3 [1.5–3.5])、いびき強度 (3 [3–4] vs. 1 [1–2])、昼間眠気 (14 ± 5 vs. 8 ± 6)、睡眠の質スコア(10.2 ± 3.7 vs. 6.9 ± 2.5)、OSAS重症度(apnea-hypopnea index, 22.4 ± 4.8 vs. 13.7 ± 8.5 events/h)改善



口腔・咽頭運動による閉塞型無呼吸への効果 2009年 02月 25日のrecet version


これらのデータは、運動により上気道のremodeling促進的効果があったものと解釈していると著者ら

対照の取り方や運動がこれで最適かどうか議論があるところだが、おもしろい取り組みであることは間違いない。

私は、“吹き矢”でこの効果を試みようとしたことがある。COPD患者の運動訓練としてだが・・・その協会の人が暴走して・・・まだ検討もしないうちに、治療効果があるとか言い出して・・・という苦い経験があるのだが・・・

by internalmedicine | 2009-05-08 09:02 | 呼吸器系  

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