【補完治療】ショウガが抗がん剤制吐的に働く ・・・ ASCOで発表
2009年 05月 15日
644名の癌患者、主に乳がん患者で、化学療法後のはじめの方のサイクルで吐気を訴えjに、ランダムにショウガとプラセボを比較、ondansetron(Zofran)やgranisetron(Kytril)のような抗がん剤制吐剤併用
4群に分割:プラセボ、ショウガ 0.5、1.0、1.5g
化学療法開始前にスタートし、抗がん剤制吐剤は初日に開始
化学療法間に1日4回、吐き気を7ポイントスケールで記録
3群のショウガ群は有意に吐気低下( P=0.003)
嘔気低下効果はサイクル中の持続
投与量1.5gよりスパイスの少ない方が、効果があったと述べている。
補完治療の分野として合理的。残念ながら、どの程度有効なのか、このメディアの報告だけでは分からない。化学療法後の吐気70%が悩まされているため、ある程度有効なら積極的に使用することが望まれるのだろうが・・・
by internalmedicine | 2009-05-15 09:09 | がん