【補完治療】ショウガが抗がん剤制吐的に働く ・・・ ASCOで発表

ASCO: Ginger Eases Chemo-Related Nausea(MedPage today)

644名の癌患者、主に乳がん患者で、化学療法後のはじめの方のサイクルで吐気を訴えjに、ランダムにショウガとプラセボを比較、ondansetron(Zofran)やgranisetron(Kytril)のような抗がん剤制吐剤併用

4群に分割:プラセボ、ショウガ 0.5、1.0、1.5g

化学療法開始前にスタートし、抗がん剤制吐剤は初日に開始

化学療法間に1日4回、吐き気を7ポイントスケールで記録

3群のショウガ群は有意に吐気低下( P=0.003)
嘔気低下効果はサイクル中の持続

投与量1.5gよりスパイスの少ない方が、効果があったと述べている。


補完治療の分野として合理的。残念ながら、どの程度有効なのか、このメディアの報告だけでは分からない。化学療法後の吐気70%が悩まされているため、ある程度有効なら積極的に使用することが望まれるのだろうが・・・

by internalmedicine | 2009-05-15 09:09 | がん  

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