第二類医薬品に分類される第一世代抗ヒスタミン剤の危険性:認知・記憶機能、運転に対する影響

OTC薬剤の副作用って、その利用数から考えれば膨大となるだろう・・・さらに多剤との薬剤相互作用を考えれば、かえって医療機関や薬剤師の役割は大きくなる。
急性発症の副作用・副事象ならわかりやすいが、認知機能低下や記憶障害などへの副事象となると・・・実態把握も難しくなるだろう。
日本では小児かぜOTC薬剤に対して寛容だが、ご存じのごとく、”小児へのかぜ薬、鎮咳薬中止すべき?”という報告があるにかかわらず、、小児への感冒OTC禁止:米国CHPA vs 日本では報道規制されている。

それどころか、業者利益を考えOTC礼賛・普及をはかり、国民の健康を害し、目先の医療費削減だけを考えている財務厚生行政

Diphenhydramineの認知機能・記憶障害への問題点について・・・Yahoo.com(http://news.yahoo.com/s/hsn/20090606/hl_hsn/someotcsleepcoldmedscouldharmagingbrain、 http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627837)に記載

Journal of Clinical Interventions in Agingに掲載予定だとか・・・

先行する報告があり、このときは、花粉症薬剤に対して強調した(抗ヒスタミン剤の副作用:cognitive impairment | 2009-02-10)が、高齢者の認知機能への影響も重大な問題だろう。

第一世代抗ヒスタミン剤の問題点は以前からしてきされている、古い話題である。
J Psychopharmacol. 2006 Jul;20(4):506-17.


「ドリエル」という薬剤(http://www.ssp.co.jp/drewell/)は主成分が、1剤あたり、”ジフェンヒドラミン塩酸塩50mg”とある。

ドリエル、ドリエルEXともに、指定第2類医薬品となっている。

アルコールより影響があるという前述の報告とともに、認知機能への影響を考えれば、この第一類~第三類の基準が果たして妥当なのか、もう一度吟味が必要だろう。


yahoo.comには書かれているが、yahoo.co.jpには書かれることはないだろう・・・OTCの危険性
ネットユーザーが全て、OTCネット販売に賛成ではないし、薬種商や取扱者にもOTCの副作用に関する知識をしっかりもってもらい、利用者に説明責任をはたすべき

説明書きには、”服薬時飲酒禁止、服用後”、”乗物又は機械類の運転操作の禁止”が書かれている。そして医師・薬剤師に相談する項目に、”治療中”・”高齢者”などと書かれていて、製薬会社側はしっかり責任回避を行っている。・・・このへんはぬかりない製薬会社。


ネット企業の言い訳・・・”薬局がない離島僻地の人の利便性”って・・その地域ではネット普及率って!




医療費削減につながるという確証はあったのだろうか?副作用を増やして・・・なんのためのOTC普及?

by internalmedicine | 2009-06-07 09:40 | 中枢神経 

<< BARI 2D:2型糖尿病冠動... イランのメタボリックシンドローム >>