禁煙事前ニコチンパッチは意味がない・・・という報告 ←異議あり! 事前説明が足りなすぎる!


禁煙日にニコチンガムを使用した場合(通常群)と、禁煙四週間前にニコチンガムを使用した場合( precessation treatment group )の禁煙成功率比較

Nicotine Gum Treatment Before Smoking Cessation: A Randomized Trial
Arch Intern Med. 2009;169(11):1028-1034.


”結果は差がなかった”


チャンピクスは、禁煙前、漸増期間一週間がある。このときに、チャンピクス服用時の喫煙満足度の低下を自覚してもらい、あらたなドパミン遊離のない状況で、“ニコチン依存症”を身をもって体験してもらうと、非常に、その後のアドへランスが良くなるイメージがある。



なら、ニコチン補充療法にて、“たばこのありがたみ”をうちけせば、話がわかるのではないかと・・・

この知見は”Instructions were limited to a booklet sent by mail and access to a smoking cessation Web site”ということで、説明不十分な可能性が大。


ニコチン依存により思考過程まで影響されている人たちがいるが、そういう人たちが聞く耳を持ち、身をもってニコチン依存を体験したら、考えもかわるのだろう・・・と思うのだが・・・

by internalmedicine | 2009-06-09 10:40 | 喫煙禁煙  

<< たばこと膵炎 OTC医薬品・サプリメントとの... >>