途上国のCOPD患者死因

途上国、重症COPD急性増悪入院患者早期死亡原因は主に、心不全、肺炎、肺血栓塞栓である。これらの病状に関し、入院時点での認識を促し、治療に生かさなければならないという主旨

A Postmortem Analysis of Major Causes of Early Death in Patients Hospitalized With COPD Exacerbation
Chest August 2009 136:376-380; published ahead of print March 24, 2009, doi:10.1378/chest.08-2918

かたや、先進国での議論も複雑である。

COPDが死亡原因として浮上しているというが、COPD認識のタイミングにより、死亡原因にミスリードが生じる可能性が指摘されている(COPD: Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease, Volume 6, Issue 1 February 2009 , pages 41 - 47)。1969年当時は死亡主原因として<1%であったが、その当時でも、直近のsecond-codeとして9%、基礎病態として12%が記載されている。

直近診断疾患と基礎疾患という認識の違いにより、死亡原因コードの記載に影響を与え、コード化された原因関連バイアスや、死亡と診断のタイミングなど相違が影響を与えている可能性がある。
COPD患者のコホート、すなわち、incidence vs prebalence-based approachなどが必要で、その検討により初めて死亡原因コードが原因特異的死亡率推定として役立つこととなるだろう。

死亡原因としてのCOPDの順位急上昇により、その認識が高まっているが、真の死因に関する検討が改めて必要であろう。

そして、非がん患者の終末期に関して、がん患者に比べ、議論されることがすくない。臓器別がんと比較すれば無視できる数ではないのに・・・

by internalmedicine | 2009-08-08 09:55 | 呼吸器系  

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