JAMA誌なのに、LANCETトライアル:メトホルミン+インスリンは血糖改善にかかわらず炎症に影響与えず

JAMA誌なのに、LANCETトライアルとは・・・
LANCET (Lantus for C-reactive Protein Reduction in Early Treatment of Type 2 Diabetes)

Effects of Initiating Insulin and Metformin on Glycemic Control and Inflammatory Biomarkers Among Patients With Type 2 Diabetes
The LANCET Randomized Trial
Aruna D. Pradhan, MD, MPH; Brendan M. Everett, MD, MPH; Nancy R. Cook, ScD; Nader Rifai, PhD; Paul M Ridker, MD, MPH
JAMA. 2009;302(11):1186-1194.

血糖、糖化ヘモグロビン(HbA1c)は有意にactive 治療でプラセボ比較で改善 (all P values <.001)
hsCRP値は、4群全部で減少
インスリン割り当て群、非インスリン群、active metformin群、プラセボmetformin群で有意差無し
個々の治療群で、血糖コントロールのインパクトが異なるにかかわらず、プラセボ単独とメトフォルミン、メトフォルミン+インスリン群で差がない。
一方、hsCRP減少はインスリン単独群で減少(–2.9%, 95% CI, –13.2% to 8.6%; P = .03 vs placebo)
同様の所見がIL-6、sTNFr2で見られた。



血糖コトンロールと炎症状態は合致していないことが、hsCRP、IL-6、sTNFr2(soluble tumor necrosis factor receptor 2)で確認された。
血糖コトンロールが微小血管合併症予防に働くことは確立しているが、心血管イベント抑制につながるかは判明されてない。
糖尿病が炎症コンディションに関わるため、インスリン、メトフォルミンが炎症性マーカー減少につながるという仮説が立てられた。


この仮説の否定は、大規模トライアルで強化血糖コントロールが心血管疾患リスク軽減につながらいことの説明になり得る。だが、炎症状態の改善がわずか14週で見られるのか、デザインによる限界も考慮される。

by internalmedicine | 2009-09-16 09:40 | 糖尿病・肥満  

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