医師は、糖質コルチコイド使用による、ほぼ2倍化する心房細動・粗動リスク増加を意識すべき

糖質コルチコイド使用は心血管疾患と関連するが、心房細動・心房粗動(AF/FL)のリスクへのデータは少ない。
Christiansen らは、AF/FLのリスクを大規模住民ベース対照研究、20221名のAF/FL、202130名の対照で比較
現行糖質コルチコイド使用はAF/FLリスク増加と関連 (未使用比較 補正オッズ比[OR], 1.92; 95% 信頼区間 [CI], 1.79-2.06) 、新規使用で特に関連 (補正 OR, 3.62; 95% CI, 3.11-4.22)
肺・心臓血管疾患の有無にかかわらずリスク増加は認めた
糖質コルチコイド使用既往はAF/FLのリスク増加と関連せず (補正 OR, 1.00; 95% CI, 0.96-1.06)



Glucocorticoid Use and Risk of Atrial Fibrillation or Flutter
A Population-Based, Case-Control Study
Arch Intern Med. 2009;169(18):1677-1683.

by internalmedicine | 2009-10-13 09:05 | 動脈硬化/循環器  

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