COPD治療: UPLIFT 4年目:tiotropium死亡率減少効果確認+死亡率解析

4年間UPLIFTトライアルで、tiotropiumにて、COPD患者への肺機能改善、HRQOL改善、急性増悪回数の減少を認めたわけだが、死亡率とその死亡原因がセカンダリエンドポイントであった。

このUPLIFTは、NEJMエディターから”UPLIFTでは、tiotropium治療の死亡率低下が統計的じれったいほどの有意差しかなかった”と称されるほどの・・・寂しい結果でしかなかった。・・・すばらしい報告と思われてるとしたら、製薬会社にだまされている。

で、それの4年フォローアップ

4年間におけるtiotropium治療は死亡率を減少させ、心臓・呼吸器系への著明な改善を示す:UPLIFT研究4年
Mortality in the 4-Year Trial of Tiotropium (UPLIFT) in Patients with
Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Bartolome Celli, Marc Decramer, Steven Kesten, Dacheng Liu, Sunil Mehra,
and Donald P. Tashkin on behalf of the UPLIFT Study Investigators
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2009;180 948-955
http://ajrccm.atsjournals.org/cgi/content/abstract/180/10/948?etoc


ランダム化5993名の患者のうち、プラセボ 3006名、tiotropium2987名、792名死亡
titropium群は低リスク:ハザード比  0.84; 95% 信頼区間 [CI], 0.73–0.97)

統計学的有意差は、プロトコール定義治療期間終了で見られた (P = 0.034)が、30日後は有意差無し (P = 0.086)

GOLDステージ、性、年齢、ベースラインの喫煙行動、ベースラインの呼吸器系薬剤サブグループはこの解析結果に影響を与えず。

独立エンドポイント委員会による補正最頻度死亡原因は、下気道感染、癌、一般的疾患、心疾患である、
下気道感染、心臓死亡率ハザード比は0.86(95% CI, 0.68–1.09) 、0.86 (95% CI, 0.75–0.99)

by internalmedicine | 2009-11-07 08:25 | 呼吸器系  

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