Prone-Supine II Study:ARDS重症低酸素血症に対する”うつぶせ治療”効果有意な生存延長効果認めず

ARDSの腹臥位(うつぶせ)治療

ARDS・重症低酸素血症患者で有効性が示唆、しかし、生存率ベネフィットは不確かだった。

多施設トライアルにより、TccneらはランダムにARDS342名成人・重症低酸素血症を対象に、仰臥位vs20時間/日腹臥位割り付け

仰臥位・腹臥位は同等の28日、6ヶ月死亡率の結論

だが、サンプルサイズなど十分であれば、6ヶ月後生存率に差がでてくるのではないか?Kaplan-Meyerカーブをみると・・・そんな気がする・・・今後のメタアナリシスなどの検討が必要だろう。
少なくとも、うつぶせの方が悪いという知見ではなかった。

Prone Positioning in Patients With Moderate and Severe Acute Respiratory Distress Syndrome
A Randomized Controlled Trial
JAMA. 2009;302(18):1977-1984.


Kaplan-Meier Survival Curves of the Prone-Supine II Study Population

by internalmedicine | 2009-11-11 08:31  

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