米国内科学会誌:乳がん臨床ガイドライン掲載
2009年 11月 18日
yahoo! newsで解説のような極端な内容ではないようだが・・・
Screening for Breast Cancer: U.S. Preventive Services Task Force Recommendation Statement
U.S. Preventive Services Task Force
Ann Int Med. November 17, 2009 vol. 151 no. 10 716-726
要約:
40-49歳でGrade C、50-74歳でGrade B
標準化手技(http://fda.gov/cdrh/mammnography/certified.html)
年ごとの検診がもっとも利益性が高い
心理的有害性、癌が元々ないひとへの受診・画像・生検などの無益な事態が起こりえること
疑陽性があること、不必要な治療が起こりえること、放射線などまで、各々のグループでみればmoderate
乳がんマンモ定期検診で議論沸騰=40代勧めず-米政府作業部会
11月18日10時57分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091118-00000056-jij-int
【ワシントン時事】米政府の予防医療作業部会は17日までに、乳がんの早期発見に有効な乳房エックス線撮影検査(マンモグラフィー)に関して、40代の定期検診は勧めないとの勧告を発表した。誤判定や過剰診断などを理由に挙げている。
同部会は2002年に40歳以上の女性に対して、隔年で同検診を受けるよう勧めていただけに、新たな見解の是非をめぐって議論が沸騰。ハーバード大学医学部のコパンズ教授(放射線医学)はワシントン・ポスト紙に「マンモグラフィーは何万人もの命を救ってきた。ひどい勧告で非論理的だ」と批判している。
作業部会は16日に発表した勧告で、「誤判定や過剰診断によるリスクと受診による利益を比較した場合、40代はリスクがほかの年齢層より高い」と指摘した。
ただ、部会はマンモグラフィーの効用を否定しているわけではなく、「50~74歳の女性は隔年で受けるべきだ」ともしている。
Effects of Mammography Screening Under Different Screening Schedules: Model Estimates of Potential Benefits and Harms
Mandelblatt, Cronin, Bailey, Berry, de Koning, Draisma, and others
Ann Int Med. November 17, 2009 vol. 151 no. 10 738-747
Systematic Review: Comparative Effectiveness of Medications to Reduce Risk for Primary Breast Cancer
Nelson, Fu, Griffin, Nygren, Smith, and Humphrey
by internalmedicine | 2009-11-18 12:17 | がん