若年児の水泳プールの使用:喘息・アレルギー症状の関係

スペインの子どもの、水泳プール使用と喘息症状は負の相関だが、湿疹は増加?

Swimming pool attendance and risk of asthma and allergic symptoms in children
Eur Respir J 2009 34: 1304-1310.
2歳前のSwimming pool attendance は現行喘息頻度を軽度減少と関連(OR 0.79, 95% CI 0.43–1.46)、同様に鼻炎 (OR 0.86, 95% CI 0.68–1.08)、アレルギー性鼻炎症状 (OR 0.72, 95% CI 0.54–0.96)を4歳以降のattending swimming poolsに比べて減少。

湿疹頻度の増加が lifetime pool attendanceと相関(OR 1.71, 95%CI 1.38–2.12 for >5 年間  versus 0年間)


湿疹の結果は意外・・・

”プールは消毒のためかなり高濃度の塩素を使用しています.プールから上がったあとそのままだと皮膚を刺激しますので水泳後はシャワーを使ってからだをよく洗ってください”(www.pediatrics.med.saga-u.ac.jp/arerugi-.atopi-seihifuenn.pdf)と書かれてる。・・・さしあたり、皮膚への悪影響を考え、プール使用後、十分シャワーで洗い流すことが必要だろう。

by internalmedicine | 2009-12-01 09:58 | 呼吸器系  

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