大麻は肺過膨張、大気道抵抗増加をもたらす


Effects of cannabis on lung function: a population-based cohort study
Eur Respir J 2010 35: 42-47.
R. J. Hancox, R. Poulton, M. Ely, D. Welch, D. R. Taylor, C. R. McLachlan, J. M. Greene, T. E. Moffitt, A. Caspi, and M. R. Sears

大麻(cannabis)の肺機能への影響はまだ不明。1037名の住民ベースの薬物使用と肺機能の関連を比較。
大麻とたばこ使用を18歳、21歳、26歳、32歳で報告。
スパイロメトリー、プレチスモグラフィー、CO transfer factorを比較。

累積的大麻使用は、FVC、TLC、FRC、RV高値と相関。
大麻は気道抵抗増加と関連するが、FEV1、FER、transfer factorとは相関せず
これらは、非喫煙者間での類似所見であった。

一方喫煙者では、FEV1低下、FER低下、transfer factor低下、高静的肺容量と相関、気道抵抗とは相関せず。

大麻は肺機能上たばことは異なる影響を与える。
大麻使用は肺容量を増やすが、これは過膨張と大気道抵抗増加に伴うものと考えられ、気流制限、gas transferに関してはそのエビデンスは少ない。

by internalmedicine | 2010-01-04 08:45 | 呼吸器系  

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