加糖飲料税議論

たばこ税大幅アップを望んでたが、税収市場主義・国民健康軽視の財務省の馬鹿と、民意軽視低能民主党により、中途半端なたばこ税アップとなった。

”加糖飲料税”・・・なんて、日本では無理なのだろう・・・サントリーやらキリンやら財界の大物が控えていて・・・

U.S. Trends in Per Capita Calories from Beverages.



米国連邦政府は、いくつかの州、都市、メキシコのような国が、sugar-seetened beverage(糖甘味飲料)への税徴収を考慮していると報告。理由は、やむ得ざるものであり、甘味飲料の消費量と、慢性疾患の関連は明らかで、医療コストを引き上げ、貧弱な内容の食事で様々な疾病を引き起こすことの解決が差し迫って必要となっている。コスト代償への政府の権利主張の理由となっている。
公衆衛生介入として、税の正確な効果はそれが実践され、研究されるまでわからないが、税徴収は消費減少への役割としては正の効果をもつだろう(New York Times. December 15, 1994:A29. AJPH First Look, published online ahead of print Dec 17, 2009)。肥満予防に関して税は歳入確保に役立ち、外的コストを賄う財源となる。


Brownell KD, Farley T, Willett WC, et al. The public health and economic benefits of taxing sugar-sweetened beverages. N Engl J Med 2009;361: (16) 1599-1605.



以上に対し、
確かに、BMIは有意でなかったが、1年のトライアル研究で、7-11歳への食事介入で肥満頻度減少した。だが、2年フォローアップ研究で、肥満頻度の差は明らかでなくなった。食事介入は一過性の効果しかない。
・・・と反論。

by internalmedicine | 2010-01-28 11:04 | 糖尿病・肥満  

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